下水道破綻2008/11/19 21:13

11/4から海外に出ていましたが、帰国後17日の日経に興味深い記事がありましたので、そのまま掲示します。

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「財政再建団体」になる恐れが一転して消えた--。熊本県長洲町が進める財政再建策が揺れている。国が基準を”緩めた”ことで、背水の陣で立て町の計画が「厳しすぎる」との訴えが住民から漏れ始めた。

下水道事業で二十億円の資金不足を抱える長洲町は公営企業も含めた連結実質赤字比率30%越えを覚悟し、昨年度から補助金や住民サービスを削る厳しい行政行動計画に着手した。ところが国は地方財政健全化法の運用にあたり、解消可能な赤字を大幅控除し、同比率はゼロに。負担感を持つ町民からは行動計画えお疑問視する声も出ている。
長洲町は有明海に面する金魚とコイの特産地。造船所などの工業も盛んだ。JRの駅から海側にしばらく歩くと、町のシンボル「金魚と鯉の郷広場」に着く。しかし、日曜の昼間にもかかわらず核施設の「金魚の館」には人影がない。町が三月に策定した「緊急行財政行動計画書」に基づいて補修や維持が見送られ、休館しているためだ。
職員給与を五%削減。下水道料金や法人町民税を上げ、プールやホールは開館時間を短縮した。保育所は民間移譲し学校給食は施設建て替えをやまめ隣の市に委託--。
町が大掛かりに歳出入を見直したのは、独自の試算で財政破綻である「財政再建団体」転落の恐れが浮上したため。二十年かける方針だった下水道の赤字解消計画を七年に短縮。各サーブスの見直しは「聖域を認めない」という厳しさだ。
ところが、下水道などの大きな先行投資による赤字については国は大幅に控除すると方針変更した。長洲町の不安は現実のものにならなかった。
しかし、赤字そのものが消えたわけではなく、町は一度着手した財政再建策を計画通り実行するとした。自ら給与を四割返上する橋本孝明町長は「やりたい事業もあるが、将来のため一気に身を軽くするのが最優先。財政債権一本でやる」と意気込む。
一方で町民からは「サービス削減の痛みは深刻」「経済が停滞しているのに活気が一層なくなる」と計画に疑問を持つ声が出ている。
橋本町長は「各種料金は元々の水準が低く、極端な町民負担増はない」と説明する。一連の再建策は「早く前向きな投資ができる体制にするための苦労だ」とも訴える。ただ、事業や生活への影響の大きさから、急に財政悪化が浮上してツケを回されたとの思いが町民の中には根深くある。
長洲町は90年代半ばに国の推進を受け、景気対策や定住促進のため
毎年十億円超を下水道建設に投じた。下水道普及率は全国でもトップ級の96%まで高まったが、人口は増えず現在の苦しみにつながった。資金不足は今年度中には十五億円台まで減る見込み。町は十二月にも、財政への関心を高めた町民を前に改めて状況を説明する予定だ。

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北島町は??日本国は??五十歩、百歩の状態でと思うのですが!!

アメリカ人になりたい2008/11/24 10:44

24日付の徳島新聞
「時事片々」(元共同通信記者、仲晃氏著)から一部抜粋する。
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オバマさんの当選で、海外から殺到した論評の中で、米国民を一番喜ばせたのは、フランスの人権担当省の副大臣の言葉だったようだ。いわく。
「われわれの目の前で繰り広げられたこの夢を、ひと口でも味わうため、フランスに住むわれわれは今、アメリカ人だったらいいなと思っている」
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官僚主義国家「日本」に迎合安住する政治家が、国民をどれほど愚弄し、失望させているだろうか?
それとも、日本国民は失望しないという天性を持ち、自分の天性にあった政治家を選択しているのであろうか?

スペイン・ポルトガル雑感(ポルトガルの駅には改札がない)2008/11/24 11:08

リスボンの町を散策中、ふと気がつくと駅のホームに立っていた。そのまま進むと、再び通りに出た。
リスボンの駅には改札がない。切符はどこで買うのか?不正乗車はないのか?翌日、観光ガイド(現地の人と結婚している日本人)に確認した。

乗車券の発売機はホームにある。定期券で乗車する人は、ホームにある機械に定期券をかざすとの事。不正乗車は?と尋ねると、たまにチェックがあって、不正乗車が見つかると罰金50ユーロ程度の罰金とのこと。
後日、遠目にホームを眺めていると、確かに乗客は、定期券を機械にかざすか、切符を購入しているよう。このようなシステムでほとんど問題が生じないポルトガル人のモラルに関心。

適法行為、不法行為の間にモラルに従う行為があるが、民主主義の伝統がある西欧ではモラルの幅が広いよう。

たとえ不法行為であっても罰則がなければ(罰則があっても、現実に取り締まりがなければ)何を行っても問題ないと考える人間が多くなっている日本。
モラルの幅を広げなければ、社会が崩壊するか?ギスギスした管理社会の到来に我慢しなければならない気がする。

スペイン・ポルトガル雑感(セルフスタンドで料金後払)2008/11/24 11:38

スペインの自動車専用道路のパーキングには、中央にセルフのガソリンスタンド、その脇にカフェ・売店、ホテルといったスタイルが多いのだが、セルフガソリンスタンドの多くが、料金後払いだ。料金の踏み倒しはないのかと尋ねると、わからないが、社会問題にはなっていないとのこと。
スペインのここがすばらしいに加えましょう。

スペイン・ポルトガル雑感(自己責任の光と陰)2008/11/24 11:52

日本の場合、立ち入り禁止の場所に立ち入って事故がおきると、「なぜ完全に立ち入れないようにしていなかったのか」という意見が起きる。
交通信号も厳密に守るのが一般的で、「赤信号、車がこなくても渡らない」と指導される。
スペインでは、交通事故が多いようで、その原因とて、歩行者の信号無視が原因の一つのようだ。基本的に、車が見えない場合は、赤信号でも渡る。車が見えても、車の動きを見ながら渡るが一般的のようだ。
あくまでも、安全は自分の尺度によるようで、添乗員からは、現地の人を見習わないように、青信号でも左右を見渡し、注意して横断歩道を渡ってください。との注意があった。
ところで、観光地等で、危険な箇所であっても特に落下防止等な柵が設置されていない場合が多い。日本のように、「危険入るな」「足下注意」のような看板は無いようである。スペイン語がわからないので、書いてあっても理解できないが、そのような看板がないのである。
基本的には自己判断が尊重され、自己責任で行動することが求められる。
日本では、管理者等の責任逃れと思われるほどの過剰な注意喚起の文書、看板等が目立ち、一方、実際の業務面では、あまりにも単純な管理不足によって事故が発生する。
管理する側、される側共に、自己責任とは何かを再確認するべきであろう。